葬儀後に家に入る際には塩で清めるようにする

2017年10月02日
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通夜や告別式の後に、お清めとして渡される塩の使い方をご説明します。葬儀などの死に関する式に参加した後は、不浄を家に持ち込まないように家に入る前に塩をかけて清める習慣があります。この習慣は神道の考えが元となっているものですが、日本では仏式の葬儀であっても、この方法でお祓いをするのが一般的です。

お清めをするタイミングとしては、戸建て住宅の場合は家の門をくぐる前とし、マンションやアパートの場合は自分の部屋の玄関に入る前に行います。葬儀や告別式に出席していない家族が家で待っている場合には、家族に玄関でかけてもらいます。

かけ方は、肩や胸元・足など全身に満遍なくかかるように軽くかけてもらう方法が、きちんと清められます。一人暮らしの方や家族が不在の場合は、自分で玄関に入る前に肩にかけるなどして清めます。葬儀の会場や宗派によっては、お清め風習がない場合もあり配布されない事もあるので、葬儀に出席することになったら自分で少量を紙に包んで持参するか、あらかじめ家の入り口に用意しておくと安心です。

葬儀後すぐに車での移動をする場合は、車に乗る前に足元に塩をふって清めたり、車にかけて清める場合もあります。車での移動時間が長くなる場合などは、玄関に入る前とは別に考えて清めておく方もいます。キリスト教の方の葬儀に出席された場合は、仏教や神道で行う清めの風習はないので、気になる方は自分で用意をして清めをするようにします。