葬儀で頂くお清めの塩の使い方と意味を確認しよう

2017年07月16日
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葬儀に参列後はお清めの塩を頂くと思います。お清め塩は死のけがれを家の中に入れるのを防ぐ為に家の玄関をまたぐ前に、胸・背中・足元と言う順番で体の3カ所にかけます。量としましては各箇所に一つまみ位のお塩をかけて頂き、掛けた後はその手を払って下さい。

ご家族がおられる方の場合はお互いにかけあいをし、単身と言う方は御自身お一人で行っても問題はありません。そしてお塩は神道で行われる儀式になりまして、仏教では死をけがれとして考えてはいない為お塩は必要ないと言われています。

その為葬儀に参列した後にお塩を体にかけなくてもマナー違反にはなりませんので、行われるかどうかに関しましてはご自身の宗教によって決められて問題はありません。またこのような点から最近では会葬礼状にお塩が添えていない場合もございます。

そして一つ勘違いしてはいけないのは「けがれ」の意味になります。神道で言うけがれをお塩で払うのは故人の霊ではなく、人の死に対して寄ってきてしまった邪気を払うと言う意味になりまして、けして亡くなられた故人の冒涜を指しているわけではありません。

葬儀に参列後まっすぐに家に帰られる方は玄関でお清の塩をされますが、まっすぐ家に帰宅しないと言う方もおられますよね。この時何時塩をふったら良いのかと悩まれる方もおられるのではないでしょうか。この様な方の場合は葬儀が終わられて会場を後にされる時に、ご自身の足元に塩をまいてそれを踏んで下さい。